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鶏口舎さんへ製材を送るとき
文:韮澤やすおみ(ピノッキオ)

最後に、こんな風に僕が準備をして、鶏口舎さんに送っているんだよ、という現場からのレポートです。
まず、僕はいくつかの仕入れ場所を確保しています。それらの場所の中で、鶏口舎さんのお目にかなうレベルの天然木曽檜を探します。
各仕入れ場所にて、最初は、うるさいやっちゃな〜と煙たがられました。 しかし最近では僕(と鶏口舎さん)の熱意に負け、良さそうなものを取り置いておいてくださるように。 そして、僕と鶏口舎さんのところは厚い信頼関係がありますので、たまには先に買っておき追って連絡することも。 現在、2018年の春くらいまでの分は確保できていると思います。
鶏口舎さんが使用している天然木曽檜は樹齢300年程度の材です。 天然木曽檜は、基本的にはそれくらいの樹齢のものが計画的に出荷されています。 樹齢100年くらいの木曽檜は細すぎますからね。 300年でやっとそこそこの太さになります。
植林ヒノキが30センチの太さになるには60年程度と言われておりますが、 天然木曽檜が30センチの太さになるには200年程度掛かります。




今回の資料:日刊林業新聞社 銘木要覧より
・天然木曽檜は銘木中の銘木
・名古屋営林局付知営林署の天然木曽檜出荷台帳によると、明治神宮、出雲大社、
法隆寺金堂、熱田神宮、白鶯城心柱、皇居用材などの記録もある。
追記
天然木曽檜の記事を読んだお客様から、こんなメールをもらいました。
『神社検定に合格したところ、認定証が伊勢神宮の遷宮に使われる
木曽の檜を使ったもの(小さい盾状)という説明付きで送られてきて、
とてもいい記念になっています。
名前と合格認定番号は焼き印風になっています。何だか厳かな感じ。。』
木曽檜は、神社検定の認定証としても使われているというお話に とても嬉しくなりました。
